大宮MF金澤慎が引退発表「感謝でいっぱい」 ユース1期生、クラブの顔

 J2大宮が5日、MF金澤慎(かなざわ・しん、36)の現役引退を発表した。

 金澤はユース1期生で、02年から大宮のアカデミー出身選手として初めてトップチームに昇格。06、07年は東京Vに所属し、08年から大宮に復帰。中盤の中心選手として活躍した。18年間のプロキャリアのうち16年間を大宮ですごし、クラブにとって“レジェンド”と言える存在だった。J1リーグ戦通算212試合5得点、J2リーグ戦通算149試合9得点で、18年、19年はリーグ戦、天皇杯の出場がなかった。

 金澤は「今まで支えてくださった皆さんへ」として、クラブを通じて感謝の思いを寄せた。「2019シーズンをもって現役を引退することを決断しました。シーズン終了後のご報告となり、申し訳ありません。チームがJ1昇格に向けて戦っている中で、プロ選手として最後までやり切り、貢献したいという気持ちがありました。そのため、クラブから提案いただいたホーム最終戦でのセレモニーではなく、このタイミングでのご報告にさせていただきました」と説明した。

 「今まで応援してくださった皆さん、お世話になった方々、育ててくれたクラブには、言葉では表し切れない感謝でいっぱいです。良いときも悪いときも経て、ここまで長く続けられたのは、皆さんのおかげです。これからは違った形で恩返ししていけたらと思います。本当にどうもありがとうございました」と感謝の言葉をつづった。

 大宮は今季J2リーグ戦で3位となり、J1参入プレーオフにまわったが、1回戦で山形に敗れ、来季のJ1昇格を逃した。

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