メッシ単独最多6度目「バロンドール」 初受賞から10年に感慨

 サッカー専門誌フランス・フットボールが選定する2019年の最優秀選手賞「バロンドール」の表彰式が2日、パリで行われ、アルゼンチン代表FWメッシ(32)=バルセロナ=が4年ぶりで単独最多となる6度目の受賞を果たした。昨季のスペイン1部リーグで最多の36点を挙げて優勝の原動力となり、欧州チャンピオンズリーグ(CL)では12ゴールで大会得点王に輝いた。2位はオランダ代表DFファンダイク(リバプール)、3位はポルトガル代表FWC・ロナウド(ユベントス)だった。

 初受賞から10年という節目に最多6度目の栄誉に浴し、メッシは「初めての時は22歳できょうだい3人とパリに来た。それから10年たち、妻と3人の子どもと来ている。とても特別な思いだ」と感慨に浸った。

 左足から繰り出される魔法のようなプレーは、32歳になってもさびつかない。欧州CL4強、南米選手権は3位とクラブと代表の二大タイトルは逃したが、個の力で強烈なインパクトを残して各国記者の票を集めた。

 「個人賞のことは考えたこともない。それよりもCLや南米選手権で優勝したい」と強調するが、圧巻の個人技は、CLを制したファンダイクの守備力よりも高く評価された。

 「まだ何年かやれるとはいえ、先が長くないのは分かっている」と選手として残された時間を自覚するが、まだ最盛期が続く。長年ライバル関係にあるC・ロナウドを上回り、受賞回数は単独トップに。“史上最高の選手”の呼び声も高い希代の名手が、その称号をさらに確固たるものにしつつある。

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