ベネズエラ監督、大勝も日本に敬意 弱点は?に「指摘する立場にない」「対戦は貴重」

 前半、大声で抗議する日本代表・森保監督(奥)。左はベネズエラ代表・ドゥダメル監督(撮影・高部洋祐)
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 「国際親善試合、日本1-4ベネズエラ」(19日、パナソニックスタジアム吹田)

 森保監督就任後、ワーストに並ぶ4失点を前半だけで喫した日本は、後半に1点を返したものの完敗となった。ベネズエラのドゥダメル監督は試合後の会見で日本に敬意を表した。

 「今日のベネズエラ代表は素晴らしいチームワークを見せた。自分たちの戦いに自信を持っていた。1週間のトレーニングの成果だ。この試合がどれだけ重要か。日本という手強い相手と戦える貴重な機会。重要な公式戦が控えているが、そこに向けて彼らは完璧な仕事をしてくれた」

 自チームの選手をたたえたドゥダメル監督は、報道陣からの「日本の前半が悪すぎたのでは」の質問にこう応じた。

 「選手たちは日本がいかに強いチームか、どんなアイデンティティーかは理解していた。昨日の会見でも日本の組織力を取り上げたが、組織の力を高い位置からのプレスで断ち切ることを試みた。フィジカル的には難しかったかもしれないが、効果的だった。秩序だったプレー、戦術に基づいて、普段の戦いをさせないことでゴールを奪うことができた。日本からボールを奪い、自分たちは普段のやり方で得点を決める。前半4点取ったことで、試合の流れが決定的になった」

 日本の弱点はどこにあったか、との質問には「それを指摘する立場にはない」と自重したが、「これだけクオリティーの高いチームなので。今回はわれわれのプレーでダメージを与えられたが、日本代表の弱点を見つけるのは非常に難しいと思っている」と答えた。

 その上で、「昨年に続き、今年も招待してもらって感謝している。W杯常連国との対戦は貴重。ベネズエラ代表の競争が激しくなった」と代表チームの活性化につながった試合だったと喜んでいた。また、ややペースが落ちた後半については「最初の45分間で4-0になれば、多少、集中力も落ちる。得点の必要性も下がった。それでももっと狡猾に進められる部分もあった」と振り返った。

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