「明治安田生命Ｊ２、町田０－３柏」（１６日、町田市立陸上競技場）

　首位の柏がＦＷクリスティアーノ（３２）の２ゴールなどで町田に３－０で完勝して勝ち点を８１に伸ばし、１試合を残して１年でのＪ１復帰と優勝を決めた。２位横浜ＦＣは岡山を下して勝ち点７６とし、３位大宮は新潟と引き分けて同７４。残る１枠の自動昇格は両チームに絞られた。最終節は２４日に行われ、３～６位はＪ１参入プレーオフに進む。岐阜は敗れて最下位とＪ３降格が決まった。

　シャーレ（優勝皿）を掲げ、敵地のゴール裏を黄色に染めたサポーターと１年でのＪ１復帰の喜びを分かち合った。得点数はリーグ最多、失点数は最少と他を圧倒。今季復帰したネルシーニョ監督は「心の底からＪ１に復帰できたことをうれしく思う」と語った。

　１９得点のケニア人エース、オルンガを代表戦で欠きながら主導権を握り、前半２分に瀬川のミドルで先制。３分後にクリスティアーノが今季１５点目で加点し、後半にも同１６点目で突き放した。

　２０１１年にＪ１初優勝に導いた厳格な指揮官の下、外国選手が攻撃をけん引。１１年の優勝は昇格１年目。瀬川は「Ｊ１で優勝できるようなチームづくりを監督はしてくれると思う。ついていくだけ」と再現を狙う。