久保建英 途中出場で決定機演出 2シャドーの一角で攻撃活性化

 「練習試合、U-22日本代表0-1広島」(14日、広島市内)

 サッカー男子の東京五輪世代にあたるU-22日本代表は14日、広島市内でJ1広島と練習試合(35分×2)を行い、0-1で敗れた。MF久保建英(18)=マジョルカ=は後半19分から途中出場。決定的なスルーパスを供給するなど見せ場を作った。MF堂安律(21)=PSVアイントホーフェン=は出場しなかった。同代表は17日にエディオンスタジアム広島で国際親善試合U-22コロンビア戦を行う。

 停滞気味の前線で違いを生み出したのは、やはり海外組だった。途中出場で2シャドーの一角に入ったMF久保建は後半29分、縦パスを受けて前を向くと、間髪入れずFW上田へ絶妙のスルーパスを配球し、決定機を演出した。終了間際にもドリブルからMF前田の好機をお膳立てした。

 「できることは見せたかなと思うが、やはり勝つっていう結果が大事になる。0-1で負けていたんで、ひっくり返せなかったのは良くなかった」と反省が口を突いたが、与えられた16分間で攻撃に流動性を作り出した。

 後半17分にはMF三好が前に出ていたGKの位置を見極め、バー直撃のロングシュートを狙った。久保建、三好は12日に帰国したばかり。時差も残る中、短い出場時間でも印象を残した。指揮を執った横内コーチは「彼ら本来のポテンシャルは出せていなかったが、コンディションが上がればクオリティーも上がってくる」と揺るぎない信頼を寄せた。

 CKから失点を喫し、無得点のまま敗れた。収穫について問われた横内コーチは「昨日よりコンディションが上がったかな」と苦笑いするしかなかった。

 同代表にとって初の国内戦となるコロンビア戦。久保建にはA代表経験者としても期待が掛かる。東京五輪への生き残りへ「アピールしなきゃいけない」と力を込めた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス