森保監督 3連勝へのカギは人工芝「選手に柔軟に環境に対応してもらいたい」

 「W杯アジア2次予選、タジキスタン-日本」(15日、ドゥシャンベ)

 7大会連続のW杯出場を目指すサッカー日本代表は、15日にアジア2次予選のタジキスタン戦(ドゥシャンベ)に臨む。試合会場のセントラル・スタジアムは人工芝のピッチと、多くの選手が不慣れだけに、森保一監督(51)は14日、“対応力と柔軟性”を求めた。ここまでF組で2戦2勝同士の対戦となるだけに「難しい試合になると覚悟を持ってタジキスタンに来ている。このアウェーの厳しい戦いを勝って終われれば」と意気込んだ。

 3連勝へのカギは人工芝の攻略にある。森保監督は「普段選手たちはあまりプレーする機会がない環境だが、ピッチの環境に慣れてベストなプレーをしていく」。そして「チームコンセプトは変わらない中で、人工芝の状態で判断を変えないといけない部分も出てくる。そこは選手に柔軟に環境に対応してもらいたい」と語った。

 求められるのは“柔軟性と対応力”。ボールの転がり方や、バウンドが天然芝とは異なるが、選手たちの感触は十人十色だ。本拠が人工芝のMF遠藤は「違和感なくやれそう」と話すが、DF室屋が「(ボールが)あんまり跳ねなかった。吸収されている感じ」と言えば、GK川島は「小さなバウンドが大きく出たりする」。微妙な感触の違いは試合前に散水するかでさらに変化する可能性もあり、試合中の適応能力も求められる。

 日本に比べれば、環境面が整わないアウェー戦が続く2次予選だからこそ、戦い方の幅を得るチャンスとも言える。DF吉田は、点差のついたモンゴル戦終盤の負傷で離脱したDF冨安を引き合いに「(まだ若く)まだ失敗やトライがまだ許される段階。個人が学ぶ、チーム全体が学ぶことはたくさんあると思う。それが2次予選の良いところ」と語る。選手個々がさまざまな面でトライして、成長へとつなげられる可能性を秘めた戦いだ。

 「明日は難しい試合になるが、力を発揮して自分たちの成長につなげていきたい」と森保監督。勝ち点3以上の収穫を持ち帰る。

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