森保監督、ミャンマー戦へ油断なし「隙のないプレーを」

 「W杯アジア2次予選、日本-ミャンマー」(10日、ヤンゴン)

 サッカー日本代表の森保一監督(51)が9日、W杯アジア2次予選のミャンマー戦(10日・ヤンゴン)に向けた前日会見に出席。3年後のカタールW杯へとつながる予選の初陣を前に「夢の大舞台で、大きな目標となる大会の予選。選手にはプレッシャーになる大会になるが、思い切ってプレーしてほしい」など意気込みを語った。またチームは同日夕、試合会場で冒頭15分間をのぞく非公開練習で最終調整を行った。

 カタールへの旅路が始まる。ヤンゴン市内のホテルで行われた前日会見、森保監督はまっすぐと前を見据えて話した。「これまでの1戦1戦、そして代表としての活動をしてきた日々の積み上げがあって、明日の試合に臨むことになる」。静かな口調と対照的に、瞳に力強い炎が宿った。

 格下相手であっても油断はみじんもない。ミャンマーメディアから、屈辱の0-0ドロー発進となった前回2次予選のシンガポール戦について問われると「あってほしくない結果が起こることがあるのがサッカー」としながらも「以前の経験を生かして、より油断のない、隙のないプレーを選手たちがしてくれると思っている」。そのためのマネジメントに心を砕いてきた。

 雨期のヤンゴン決戦。突発的なスコールで、ピッチはぬかるみ、水たまりが発生することも考えられる。「われわれの理想や目標に変わりはないが、理想と現実は使い分けないといけない。選手には想定外が起こることを考え、臨機応変に適応してほしい」。就任以来、GKを含めた全員でのビルドアップを磨いてきた攻撃も、勝利のためには過剰にこだわるつもりはない。

 「選手個人とチームがここで成長してまた強くなることを願っている。選手にはプレッシャーになる大会になるが、思い切って、幸せを感じてプレーしてほしい」。結果が全てのシビアな戦いが、始まる。

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