酒井高徳が加入即先発も フィンク監督ベンチ入り明言 11年12月以来Jピッチへ

 「明治安田生命J1、神戸-浦和」(17日、ノエビアスタジアム神戸)

 ドイツ2部ハンブルガーSVからJ1神戸に完全移籍で加入した元日本代表DF酒井高徳(28)が、次節浦和戦(17日、ノエスタ)でベンチ入りすることが16日、決まった。神戸市内で行われた非公開練習後、取材に応じたトルステン・フィンク監督(51)が明言した。酒井も移籍後初めて取材対応し、「神戸に全てを懸ける」と熱く語った。

 新加入の酒井が早速、本拠地でお披露目されるかもしれない。フィンク監督は「メンバーに入ります」と酒井のベンチ入りを明言。さらに「時差ボケもあってコンディションを調整しているので、出場するかもう1週間待つか、この24時間で決めたい」と先発起用の可能性も示唆した。

 酒井は「ドイツで経験してきたことを還元し、一人のチャレンジャーとして貢献できれば」と意気込みを語った。13日早朝に帰国し、15日の全体練習から合流したばかり。久々に体験する日本の夏独特の湿気に「息苦しさを感じる」と苦笑いしたが、ハンブルガーSVでは初日からキャンプに参加しており、コンディションは「そこまで悪くない」と手応えもにじませた。

 欧州でのプレーを続けたい意思やハンブルガーSVからの慰留もあったと明かしたが、「神戸の掲げているビジョンに賛同できたし、世界トップクラスで戦ってきた選手とプレーして、何か成長できる部分が大きいと思った」と、移籍決断に至った理由を説明した。

 昨夏のロシアW杯直後には代表引退を表明していた。「僕の意思は以前と変わっていない。代表は正直、念頭にない」と改めて強調した。「神戸に全てを懸けると思って来たので、それをしっかり貫きたい」。11年12月以来となる、Jのピッチに立つ。

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