久保建英「今、持っているものは出せたかな」 最後のシュートは「オフサイドだろうなと」

 「南米選手権・1次リーグ、日本1-1エクアドル」(24日、ベロオリゾンテ)

 日本は引き分けたため、各組3位チームの上位2番手までに入れず1次リーグ敗退が決まった。MF久保建英は攻撃的MFとして日本の攻撃をけん引したが、最後にゴールネットを揺らしたシュートもオフサイドのためノーゴール。味方への決定的なパスは多数通したものの、チームとしてあと1点が奪えなかった。チリ、ウルグアイといった強豪とも真剣勝負ができたことに、「今、持っているものは出せたかなと思います」と大会を振り返った。

 勝った方が準々決勝進出という条件だったため、最後は打ち合いの様相になった。久保は「最後の最後までお互いにチャンスがあって、お互いに『これ決めれば抜けれる』っていう緊張感もあったと思いますし、結果的に痛み分けになって、(今日は)試合していないパラグアイが(準々決勝に)上がっちゃいましたけど、楽しかったですし、今、持っているものは出せたかなと思います」と振り返った。

 初戦のチリ戦に続きフル出場。ウルグアイ戦は途中出場だった。それぞれ存在感を示し、海外メディアの反響も大きかった。「普段やるようなことのない相手と戦えましたし、やってて楽しいですし、大会の熱気も感じるし。自分のサッカーをやっていく中で、初めての経験だったので、そこはよかったかなと」とポジティブにとらえていた。

 試合終了間際には中島のシュートがブロックされ、こぼれたところを詰めたが、オフサイドと判定された。VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の確認を経ても判定は変わらなかった。確かに中島がシュートを放った時点で、久保ははっきりとオフサイドポジションにいた。

 もしも、シュートブロックが意図的にボールをコントロールしたプレー(パスやクリア)とみなされれば、久保はオフサイドとはならないが、久保自身も「オフサイドだろうなと思ってたんですけど、なんかクリアミスとかにならないかなと思っていました」と語っており、判定が変わることを祈りつつも、頭の中は冷静だったようだ。

 「オフサイドだったので、力不足とかはないですけど、しっかり枠にも入れているので、その前に自分にもチャンスがあったので、そこは悔しいですね」とむしろ、最後のシーンに至る前に決められなかったことを反省した久保。決定機の重要性についての質問を受けると「試合が終わってから、そういう質問が来るんだろうなとは思ってましたけど」と受けてから「本当に自分が言えるのは、入る日もあれば、入らない日もありますし。みんなシュート練習もいいゴールを決めている日もあれば、入らない日もあるので。そこはもう結果論でしかないので、自分は何も言えないですけど。これでサッカーは終わりじゃないので、次に向けて頑張るしかないと思います」と、気持ちを切り替えていた。

 代表選手としての今後については、「ここからどんどん自分も含めですけど、A代表にからんでいく選手が出てこないといけないのかなと思いますし、国を背負って戦うことの誇りだったり、うれしさっていうのはすごく感じられましたし、またこういう舞台に立てればいいのかなと思っています」と語った。

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