森保JAPAN、Aマッチ南米大陸初星で8強狙う 招待参加批判の声も一蹴だ

 「南米選手権・1次リーグ、日本-エクアドル」(24日、ベロオリゾンテ)

 サッカーの南米選手権に参戦中の日本代表は23日(日本時間24日未明)、1次リーグ第3戦のエクアドル戦に向けて冒頭15分間をのぞく非公開練習で最終調整を行った。公式会見に出席した森保一監督(50)は勝てば8強入りとなる同戦に向け、「勝利を目指して戦う」と必勝を期した。代表史上、南米大陸での国際Aマッチは3分け9敗で未勝利という歴史を権威ある最古の国際大会の舞台で塗り替える。日本は3位通過なら27日(日本時間28日)にA組1位のブラジル、2位なら28日(同29日)にB位1位のコロンビアと対戦する。

 置かれた状況は至ってシンプルだ。日本が戦うC組をのぞいて全日程が終了。日本とエクアドルはドローでは共倒れとなるが、勝てば8強入り。白黒をハッキリつける。

 2-2だったウルグアイ戦の健闘で、日本に対する期待度も高まる。だが、森保監督はあくまで冷静に「とにかく明日の試合で勝つことに集中したい。結果的に勝たないといけないが、そればかり意識して内容がおろそかになると難しくなる。必要なことをしっかりとやり、勝つ確率を高めたい。選手にはまず落ち着いてやるべきことをやってほしい」と見通しを語った。

 若きチームの最大値をぶつける。指揮官は先発メンバーについて「ウルグアイ戦がベース」と明言。同戦で実力を示したFW岡崎、MF三好、GK川島に加えて「チリ戦でのパフォーマンスを見てもらったと思うが、十分スタメンで出られる(力がある)」とMF久保もスタメンに名を連ねる見通し。レアル移籍で国内外から注目度が高まる久保自身は練習後、「明日でいいですか。試合後で」と集中力を高めている。

 アジア勢の日本とカタールが招待参加することについては、参加国の監督陣から賛否両論が渦巻く。この日の会見でも指揮官に大会参加の是非を問う質問が南米メディアから飛んだが、「世界的にも権威と歴史がある大会に参加させていただけることは幸せなこと」と敬意を示すにとどめた。8強入りという実力を示すことで、雑音を封じ込める。

 かつて日本が勝利したことがない南米大陸での国際Aマッチ。歴史を塗り替える時が来た。

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