サッカーU20 韓国に惜敗 またも16強止まり…影山監督「最後にほころび出た」

 「U-20W杯ポーランド大会、韓国1-0日本」(4日、ルブリン)

 決勝トーナメント1回戦が行われ、日本は韓国に0-1で惜敗し、2003年大会以来となる準々決勝進出はならなかった。日本は後半の立ち上がりにMF郷家友太(19)=神戸=が先制点を決めたかと思われた場面がオフサイド判定となった。度重なる好機を生かせず、後半39分にミス絡みで失点した。米国はフランスに3-2で競り勝ち、アルゼンチンと対戦したマリは2-2で突入したPK戦を5-4で制した。

 2年前の前回に続き、またも日本は16強で大会を去った。好機をつくりながら無得点に終わり、逆に終盤に与えた隙を突かれて失点。ライバル韓国に屈した影山監督は「最後にほころびが出てしまった」と残念がった。

 ボール保持率72%と圧倒的に押し込んだ前半に、決定機まで持ち込めなかったのが悔やまれる。後半は早々にビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の検証で郷家の得点が取り消されても、めげずにゴールへ迫った。だが、クロスに合わせたFW中村のヘディングはGKの好守に阻まれ、FW宮代の右足シュートはポストに嫌われた。

 延長がちらつき始めた後半39分、自陣深くでDF菅原が味方へのパスを奪われた。そのまま左クロスをFW呉世勲に決められて失点。攻めあぐねた日本とは対照的に、少ない好機をものにされた。菅原は「一生、頭から離れることのない場面。簡単にクリアしても良かった」と猛省した。

 後半は布陣変更で盛り返した相手の勢いに押され、試合運びの駆け引きでも後手に回ったか。紙一重の差に見えても結果は雲泥の差だ。宮代は「世界での戦いの難しさを感じた。もっと努力しないといけない」と危機感を募らせた。

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