元スペイン代表レジェスが交通事故死 関係者惜しみの声 永久欠番に

 サッカー元スペイン代表のMFホセ・アントニオ・レジェスが1日、セビージャで交通事故により死亡した。35歳。早くから才能を開花させ多くのクラブで活躍した選手だけに多くの関係者、元チームメートがソーシャルサイトなどで追悼のコメントをしている。

 1日に行われたチャンピオンズリーグ決勝の前には1分間の黙祷が行われ、優勝したリバプールの選手でセビージャ下部組織出身のDFアルベルト・モレノは試合後「兄弟、君が好きだ」とのメッセージ付きのTシャツを着て別れを惜しんだ。

 レアル・マドリード時代のチームメート、ラウールはツイッターで「サッカーにとって悲しい日。彼は偉大なプロフェッショナルであり、最高の人物」とレジェスをしのんだ。監督として同じくレアル・マドリードでともに戦ったファビオ・カペッロは「特別な子で、とても明るかった。この知らせを聞いて私は悲しんでいる」とテレビで語っている。

 ほかにもレジェスの元所属チーム、エクストレマドゥーラ(スペイン2部)では、選手の背番号にちなみ19番ゲートにファンが集まり、ろうそくを供えるなどして冥福を祈った。クラブは背番号19を永久欠番とすると発表した。

 またスペイン協会は2日に予定されていた2部リーグ7試合を週明け4日に延期。これにより試合結果を予想するサッカーくじ、キニエラは抽選で結果を決めて配当を出すことになる。

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