神戸悪夢“バルサ化”脇に置いても7連敗 敵地で大量4失点…15位後退

 「明治安田生命J1、横浜M4-1神戸」(18日、日産スタジアム)

 神戸は横浜Mに1-4で大敗し、クラブ史上ワーストのリーグ戦7連敗となった。

 悪夢が覚めることはなかった。敵地で大量4失点。公式戦の連敗は8まで伸びた。リーグ戦7連敗は、2ステージをまたいで16連敗を喫した1998年以来21年ぶりで、03年の延長Vゴール廃止以降では2005年のクラブワースト記録を14年ぶりに更新した。

 前半31分にDF宮の不用意なサイドチェンジを奪われ、カウンターから5試合連続の先制点を献上した。ミスからの失点をまたも繰り返した。後半22分に2失点目を許すと、何人かの選手は明らかに気落ちした様子を見せた。声を張り続けたという主将のMF山口は「もう少しみんな応えてくれてもいいんじゃないかと思うくらい(チームは)落ち込んでいた」と、もどかしそうに振り返った。

 合流と離脱を繰り返すMFイニエスタはコンディションが整わず、FWポドルスキは16日に高熱を出した。FW古橋は前節に左太腿裏を痛めるなど、体調不良や故障で主力に欠場が相次ぐ中、吉田監督はDF西を右サイドハーフで起用する窮余の一策で対応した。

 欠場のイニエスタが神戸から駆け付けたが、勝利で応えることはできなかった。ボール保持を相手に譲り、掲げた“バルサ化”のスタイルを脇に置いてでも勝ち点を奪いにいったが、総走行距離で約9・6キロも劣るなど、西は「全部で相手が上回った」と認めるしかなかった。

 15位まで順位を下げ、最下位清水との勝ち点差は1と、早くも残留争いに飲み込まれた。打開策は見いだせるのか。山口は「彼らの強いメンタルが、今は特に必要」と、イニエスタらの復帰を待望した。吉田監督の続投について、三浦スポーツダイレクターは「今、終わったばかりだから」と明言を避けたが、表情には手詰まり感が漂っていた。

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