レアル、波乱含みの来季2GK選考
スペイン1部リーグ、レアル・マドリードでGK人事についてジネディーヌ・ジダン監督とクラブ強化部との間で意見の相違があるという。スペインのスポーツ紙、マルカが伝えている。
記事によるとジダン監督は次男で現第3GKのルカ・ジダンを来季もメンバーとして計算しているという。一方、クラブは昨年獲得し、今季レガネスへレンタル放出しているウクライナ代表のルニンを手元に残して成長を促す考え。指揮官は自身の息子について必要十分な能力のほか、レアル下部組織で15年に渡ってプレーしている生え抜きの重要性を強調。一方クラブは将来性を買ったルニンが今季レンタル先でほとんど出場していないことから、成長を止めないためにも出場機会を確保したい意向がある。
ルカは21歳になったばかり、ルニンも20歳と若くともにベンチ生活を避けたい事情がある。ただしスペイン複数メディアではレアルはコスタリカ代表のGKケイラー・ナバスに対し、来季戦力外とする方針を伝えたとされる。現状で若手GKのいずれかがレギュラーGKのベルギー代表、クルトワに続く第2GKになる見通しで、総力戦となった場合、この選択が来シーズンの成功か否かを決める可能性もある。