FC東京・久保建A代表デビューへ 6月南米選手権の出場要請

 「明治安田生命J1、G大坂0-0FC東京」(4日、パナソニックスタジアム吹田)

 日本サッカー協会が、FC東京MF久保建英(17)の南米選手権(6月14日開幕。ブラジル)への派遣を、クラブ側に要請したことが4日、分かった。メンバーに選出されれば、久保建にとって初のA代表となる。この日は敵地でのG大阪戦に先発出場。首位のFC東京は0-0で引き分け、連勝は4で止まったが無敗を堅持した。神戸は札幌に1-2で逆転負けして5連敗。札幌はJ1でクラブ初の4連勝を飾った。

 未来を担うレフティーのA代表デビューの場は、タフさが求められる南米選手権になりそうだ。6月4日に18歳の誕生日を迎える久保建に対しては、開催時期が重なるU-20W杯(ポーランド)へ派遣する選択肢もあった。だが、関係者によると、首位を走るFC東京で定位置を確保し、攻撃面の中核を担う久保建の能力を高く評価して、日本協会はさらに上のカテゴリーでの招集を希望したという。

 日本が招待参加する南米選手権は、日本が所属するアジア連盟ではなく南米連盟が開催する大陸選手権のため、クラブ側に選手の派遣義務が発生しない。そのため、協会側は各クラブと交渉を重ねた上で東京五輪世代を中心とした編成を行う方針で、その中で17歳の久保建にも白羽の矢が立った形だ。

 この日、日本代表の森保監督がG大阪-FC東京(パナスタ)を視察。改めてクラブ側に派遣の要請を行ったとみられる。試合後、指揮官は「まずは自然な流れとしては年齢関係なく、若い選手であろうが、実力があればA代表からプレーしていく。その選手にふさわしい、あるいはその選手が成長するような場でプレーできるように我々は環境作りをしていく」と話した。

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