G大阪、8年連続開幕戦未勝利 開始1分で先制も、3失点逆転負け
「明治安田生命J1、G大阪2-3横浜M」(23日、パナソニックスタジアム吹田)
G大阪が2年連続で開幕戦黒星を喫し、12年から8年連続開幕戦未勝利(4分け4敗)となった。
G大阪は開始1分足らずでMF小野瀬康介(25)が先制ゴールを挙げた。横浜MのDFチアゴ・マルチンス(23)のバックパスをFW黄義助(26)がカット。シュートはポストを叩いたが、こぼれ球を背番号8が冷静に押し込んだ。今季初得点はクラブのJ1ホーム通算800得点目となった。
これ以上ない展開で試合に入ったG大阪だったが、わずか2分後にMF仲川輝人(26)に押し込まれ同点とされる。劣勢が続く中、前半34分にはMF三好康児(21)に鮮やかなシュートを決められ逆転を許すと、4分後にはFWエジガル・ジュニオ(27)に突き放された。
ハーフタイムに「我慢強くまずは確実に1点を取りにいこう」と指示した宮本恒靖監督(42)は後半15分、MF高宇洋(20)に代えて熊本から新加入のMF田中達也(26)を起用。同26分にはFW渡辺千真(32)を投入するなど前線の活性化を図った。終了間際の同43分、相手の連係ミスからこぼれたボールをDF藤春廣輝(30)が流し込んだが、あと1点が届かなかった。