「アジア杯・１回戦、日本－サウジアラビア」（２１日、シャルジャ）

　日本代表は、チーム最年少のＤＦ冨安健洋（シントトロイデン）が、先制ゴールを奪った。２０歳７７日でのＡ代表初ゴールで、アジア杯における日本代表の最年少ゴールを更新した。これまでは、今大会の初戦・トルクメニスタン戦で堂安律（フローニンゲン）が決めたゴールで決めた２０歳２０７日がアジア杯での最年少得点だった。

　前半２０分、ＭＦ柴崎からの左ＣＫにエリア内ゴール正面で、頭で飛び込んだ。日本代表全体でみても、９番目の年少得点記録となった。

　序盤から攻め込まれ、シュートを打たれる場面もありノックアウトステージ＝決勝トーナメントの厳しさが伝わる立ち上がりとなっている。冨安自身も、試合へ向けた練習で「１つのミスで失点してうまくいかずに終わってしまうこともある。隙を見せず、やっていくことが大事になると思う」と話していた。

　ただ、ヘディングについては「得意ではないんで、ジャンプのタイミングが合わなかったり。空間認知力もあまりないし、そこは改善していかないといけない」と課題に挙げていた。「得点を取れる選手になりたいし、チャンスがあれば狙いたい」と意気込んでいた通りに、見事にゴールを奪った。

　スタメンは１トップにはウズベキスタン戦で得点した武藤が入っている。