鹿島逆転勝利で4強進出…次戦はレアル 2016年大会のリベンジなるか

 「クラブW杯・準々決勝、鹿島3-2グアダラハラ」(15日、アルアイン)

 2試合が行われ、アジア王者のJ1鹿島が北中米カリブ海代表のグアダラハラ(メキシコ)を3-2で下し、4強入りした。19日(日本時間20日未明)の準決勝で、3連覇を狙う欧州覇者のレアル・マドリード(スペイン)に挑む。開催国枠のアルアイン(アラブ首長国連邦)はエスペランス(チュニジア)に3-0で快勝。準決勝では南米覇者のリバープレート(アルゼンチン)と対戦する。

 全くいいところがなかった前半から戦況を一変させ、鹿島が北中米カリブ海王者相手に鮮やかな逆転勝ちを収めた。DF昌子は「前半は今年で一番きつかった」と苦笑しながら「うちの修正力もすごかった」と高揚感を漂わせる。後半の3ゴールで激闘をものにし、誰もが夢見たレアル・マドリードとの準決勝にこぎ着けた。

 ハーフタイムに選手間で出し合った意見が完璧にはまった。後半4分、GK権純泰が一気に最前線のFWセルジーニョに通したキックを起点に、左のFW土居を経由してMF永木が蹴り込む。土居が仲間に提案した速攻から同点とし、流れを引き戻した。守備陣はあえて前からのプレスをやめてブロックを組むよう意思統一。前線へのパスをうまくカットし、勝負どころの終盤にセルジーニョのPKとFW安部の決勝弾でけりをつけた。

 2016年大会の決勝で延長の末に敗れたRマドリードとの再戦へ、大岩監督は「前回の悔しい気持ちをぶつける舞台を自分たちで勝ち取れた。強い気持ちで戦う」と気合を入れた。

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