森保監督、研究されていると実感「これまで以上のことをやる」【一問一答2】

笑顔で報道陣の質問に応じる日本代表・森保一監督=JFAハウス(撮影・棚橋慶太)
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 日本サッカー協会が12日、来年1月に行われるアジアカップ(9日初戦、UAE)に出場する日本代表23人を発表した。JFAハウスでの会見で、今年の親善試合ですでに対戦相手から研究され始めていると語る森保一監督は「これまで以上のことをやる意気込みで、準備で、やっていかなければ、本当に難しい戦いになるのかなというふうに思っています」との見方を示した。以下、一問一答の要旨2。

 -アジアカップでの戦略を教えてほしい。1位抜けだとドバイ、2位抜けだとアブダビ。W杯の時のように、そういうことを確認しながらやらないといけない大会と思っているのか、それとも全ての試合で勝ちたいと思っているのか。

 森保「スケジュールを見てみると、(決勝までの)7試合、われわれが戦っていこうと考えた時に、グループリーグ1位抜けするのか、2位抜けするのか。条件的に言うと、移動等を含めると2位抜けの方が移動が楽でコンディション作りもよりいいものになるのかと皆さんが見ている通り、私もスケジュールを見て確認しています」

 (続けて)「しかしながら、一試合一試合勝ちにこだわって戦っていこうという気持ちでいますので、まずは1位抜けして、移動の条件がどうであれ、われわれが一試合一試合勝利を目指して戦っていくという気持ちでやっていきたいと思います」

 (続けて)「ただし、結果はその時になってみないとわかりませんので、その時点で、どうなっているかで、また考えてみたいと思います。まずはタイトルをとるということと、チームが成長することを考えていく中で一試合一試合、勝ちにこだわってやっていくことには、こだわっていきたいとは思います」

 -アジアのタイトルをとれたなら、どんな影響をチームにもたらすと思うか。

 森保「まずはこのメンバーで、経験の浅い選手達がこのアジアカップを戦うということ。そして、目標としているアジアでタイトルをとれるということは、今後の日本代表にとって、選手にとっても自信となり、また次にレベルアップできることになるかなというふうに思いますし、今回の選んだ選手だけが日本代表だとは思っていません。もっと候補の中には、日本代表としてプレーしてもおかしくないところ、枠がもっと広ければより多くの選手、同じレベルの選手をつれて行っていると思いますので、今回、招集できなかった選手達にも、このメンバーがいい戦いをすることで、いろんな刺激になって、日本サッカー全体のレベルアップや刺激になるのではないかというふうに思っています」

 -アジアの戦いについて。年内の9月、10月、11月と変わってきそうな部分は。

 森保「アジアの戦いとして、まずはこれまでの私が監督をさせていただいた、3回のキリンチャレンジの中でも、アジアがどうこうではないですけど、すでに11月のベネズエラ戦などは、9月、10月の日本代表の戦いを見て、かなりもう研究してきているなというところは試合の中で感じてきていたので、アジアカップの戦いでは9、10、11月で、キリンチャレンジで戦ったチームでの戦い、そして個人の部分は相当分析、研究されて対策をされるのかなと思っていますので。これまで以上のことをやる意気込みで、準備で、やっていかなければ本当に難しい戦いになるのかなというふうに思っています。もともと難しい戦い、厳しい戦いにはなってくると思っていますので、そこは覚悟して臨みたいと思います」

 (続けて)「アジアでの戦いの中で対策というところ、もちろん相手がわれわれを研究してやってくるという部分、そこを乗り越えてやっていかないといけないというところはありますけど、われわれが力をつければ、アジアであっても世界であっても、対等に戦えて勝利できると思っていますので、そういった意味で11月のキリンチャレンジカップでキルギス戦を戦った時に、相手は引いて戦ってきた中でも、まずそこを崩すということは選手達はトライしてやってくれたと思います。相手にあわせるだけではなく、試合を通して、自分達がその試合で成長するためにインテンシティーを高く戦っていくということを選手達がトライしてやってくれたことはアジアカップにも生きてくるというふうに思っています」

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