J2京都、中田監督&エンゲルスコーチ就任発表 10年以来のJ1復帰目指す

 J2京都は6日、来季監督として中田一三氏(45)が就任することを発表した。同時に、元監督のゲルト・エンゲルス氏(61)のコーチ就任も発表。新体制の下、京都が2010年以来となるJ1復帰を目指す。

 中田氏は四日市中央工3年時に小倉隆史氏、中西永輔氏らとともに第70回全国高校選手権で帝京と両校優勝したメンバー。同校卒業後の1992年に横浜Fに入団。福岡、大分、千葉、仙台などでプレーし、甲府在籍時の04年7月に現役引退した。Jリーグ通算142試合出場2得点。

 地元の社会人リーグ・FC伊勢志摩の監督を13年から務め、昨年3月からは総監督に就任していた。Jクラブの指揮は今回が初めてとなる。

 就任にあたりクラブを通じ、長文のあいさつを発表。最後には「私が京都サンガF.C.で伝えられることは、『常に強くあり続けるクラブを創るには、クラブに関わる我々一人ひとりが学び・成長し続けることでのみ叶えられる』。そのあるべき姿勢を私はアマチュアの世界で確かめてきました。『サッカーの力×つながりの力→学び・成長を続ける』ことによって、『京都サンガF.C.を京都やクラブの歴史にふさわしく、魅力的で強いクラブへと創り上げる』。それは関わる全ての人の願いであり、その仲間となり一助となることを私は選択させていただきました。監督として私の全てを捧げることをここに誓い監督就任のあいさつとさせて頂きます」と締めた。

 参謀役となるエンゲルス氏は02年度に京都が天皇杯を制した時の指揮官。今季はJ1神戸のヘッドコーチを務めていたが、この日、退任が発表された。

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