川崎、連覇へ逆転5発 斎藤弾でノロシ!2位広島に勝ち点4差

 「明治安田生命J1、川崎5-3神戸」(20日、等々力陸上競技場)

 首位の川崎はMF斎藤学(28)、大島僚太(25)の得点などで神戸に5-3と逆転勝ちし、6戦負けなしで勝ち点を60に伸ばした。2位広島は清水に0-2で敗れて3連敗を喫し、川崎との勝ち点差は4に開いた。浦和は鹿島に3-1で逆転勝ちし、5戦負けなしで5位に浮上。C大阪はFC東京を1-0で下し、G大阪は横浜Mに勝って6連勝とした。

 誰もがその瞬間を待ち望んでいた。1点を追う後半20分、左サイドでボールを受けたMF斎藤は、迷わずドリブルを仕掛けた。巧みな体さばきで空間を作り出すと、左足一閃(いっせん)。「シュートは覚えていない。入って良かった」。逆転劇の幕が上がった。

 「3点目を(斎藤)学が決めたのが、何よりも大きかった」。MF中村が振り返る。故障を抱えたまま、横浜Mから今季加入。4月に戦列復帰も、思うように結果を出せなかった。念願の移籍後のリーグ初得点。中村は言う。「正直、待ちくたびれたけどね。でも得点時の囲まれ方、スタジアムの歓声。みんな彼が苦しんでいたのを分かっていた」

 5月5日のFC東京戦以来、5カ月半ぶりの先発は「個人的にはラストチャンスのつもりだった」と背水の覚悟だった。試合前に敗れた2位・広島との勝ち点差を4に広げた。優勝への視界が開ける1勝。「まだまだできる。これからも競争の中でピッチに立ち続け、結果を残したい」。底力が問われる最終盤で、斎藤が川崎の大きな力となる。

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