森保監督 コスタリカ戦へ向け「勝って北海道にエールになる試合ができれば」

 「キリンチャレンジカップ、日本-コスタリカ」(11日、パナソニックスタジアム吹田)

 北海道で発生した地震の影響で、7日に札幌ドームで開催予定だったチリとの親善試合が中止となったサッカー日本代表は8日、札幌での合宿を打ち上げた。最終日はランニングやボール回しなど軽めのメニューで調整。森保一監督(50)は「大阪で熱い戦いをして勝って、北海道の皆さんにエールになる試合ができれば」と、仕切り直しの初陣となる11日のコスタリカ戦を見据えた。チームは同日午後、試合が行われる大阪へと移動した。

 想定外の事態に直面し続けた、森保体制初合宿が終わった。青空が広がる札幌市内のグラウンド。右足痛で離脱したFW杉本をのぞく22選手は軽めのメニューを終えると、集まった100人の地元サポーターに写真撮影やハイタッチなどでファンサービスをした。

 地震の影響で初陣は中止となり、練習会場なども変更を余儀なくされた。そんな事態にも、森保監督が「今の状況を考えれば、試合ができなくなるのは当然。できることをやって前進していければ」と語れば、主将のMF青山も「(試合が)なくなったからこそ一つになれるものもあったと思う。これはサッカーだけでなく、人間として人として、サッカーを超えて得るものが大きかったと思います」と前を向いている。

 チリ戦は“幻の初陣”となったが「いつか北海道で試合がしたい?そうですね。大阪に行って(コスタリカ戦では)良い試合、熱い戦いで勝って、北海道の皆さんにもエールになる試合ができれば」。指揮官の真摯(しんし)な言葉が、涼しげな空気に静かに響いた。

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