「欧州スーパー杯、Ｒマドリード２-４Ａマドリード」（１５日、エストニア・タリン）

　スペイン１部リーグ、アトレチコ・マドリードが欧州スーパー杯で、延長戦の末レアル・マドリードに勝利。２０１４年、２０１６年の欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）決勝で敗れた悔しさを晴らした。

　先制点を挙げ、ＭＶＰに選ばれたスペイン代表ＦＷディエゴ・コスタは「僕らが何年も探し求めていた勝利でとても幸せ」と総括。自身にとってこれまで最後のレアル戦は、２０１４年の欧州ＣＬ決勝。「前回はほとんどプレーしていない。プレーしたい意欲があったし、いつも勝っていた彼らを破りたかった」と振り返った。

　フランス代表ＤＦルカ・エルナンデスは「二重の喜びがある。タイトルを勝ち取るのはとても重要なことだけど、永遠のライバルからそれをするのはより価値がある。今はこの勝利を祝いたい」と同じ街のライバルチームを意識した。

　バルセロナへの移籍話もあった看板選手のフランス代表ＦＷアントワーヌ・グリーズマンは「アトレチコに残ったのは良いプロジェクトがあり、このクラブとチョロ（シメオネ監督）への信頼があったから。その判断が間違っていなかったことがきょう見て取れた」と感慨深げに話した。