Ｊ１神戸にスペイン１部バルセロナから完全移籍で加入した、Ｗ杯ロシア大会スペイン代表ＭＦアンドレス・イニエスタ（３４）が２０日、神戸市内で行われた練習に初参加し、２２日の湘南戦（ノエスタ）出場へ、「可能性はある」と意欲を見せた。

　練習後に背番号８のユニホーム姿で取材に応じたイニエスタは、２２日の湘南戦出場について問われると「出る可能性はあると思う」ときっぱり。４試合を戦ったロシアＷ杯後は休暇をとり、１８日に来日したばかりだけに「コンディションは１００％ではない」としたが「練習を通してコンディションを高めて、できるだけベストの状態で挑めるように準備したい」と前向きだった。

　午前９時半から行われた練習は一般非公開、冒頭の約２０分以外は報道陣にも非公開で行われた。練習の最初に行ったチームでの円陣では、前に出てあいさつし「チームに合流してみんなとプレーするワクワク感を伝えた」とイニエスタ。早速「アツイ」という日本語を覚えたという。

　「（環境が大きく変わり）難しいこともあると思うが、期待や挑戦の意識を持ってここに来ている」。時折笑顔も見せながら、穏やかな表情で話した。