イニエスタが非公開で初練習 22日“デビュー”向け調整
J1神戸にスペイン1部バルセロナから完全移籍で加入した、W杯ロシア大会スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)が20日、神戸市内で行われた練習に初参加した。午前9時半から行われた練習は一般非公開、冒頭の約20分以外は報道陣にも非公開で行われた。
練習の最初に全体で円陣を組むと、イニエスタは前に出て約1分半、通訳を介してチームメートにあいさつ。その後はフットワークやボール回しで体を動かした。
18日に来日したばかりだが、練習に詰めかけた約80人の報道陣を前に、蒸し暑い高温の中でプレー。公開されたのはウォーミングアップのみだったが、22日のJ1湘南戦(ノエスタ)での“デビュー”へ調整した。
イニエスタは12歳でバルセロナの下部組織に入ると、2002年にトップチームでデビューして以来バルセロナ一筋。スペイン代表としてW杯ロシア大会に4試合出場し、ワールドクラスの技術を示したが、決勝トーナメント1回戦でロシアにPK戦の末に敗れた。敗退後には「これが代表で最後の試合だ。夢見たような結末にならないこともある」と同国代表からの引退を表明している。
J1神戸とは22年1月末までの3年半契約で、Jリーグ史上最高額の年俸2500万ユーロ(約32億2000万円)。171センチ、68キロ。利き足は右。