攻撃好調、地元ロシア 第12日見どころ

 ▽ウルグアイ-ロシア(日本時間25日午後11時・サマラ)

 ともに2連勝で決勝トーナメント進出を決めた。地元ロシアはチェリシェフが3点、ジュバも2点をマークするなど2試合で計8点と攻撃陣が好調だ。鋭い攻めが、統率された守備で2試合連続無失点のウルグアイを崩せるか。

 ウルグアイは2試合とも1点ずつ。FKとCKから奪ったもので、流れの中からの得点がまだない。2トップの一角、スアレスがサウジアラビア戦で今大会初ゴールを挙げたが、カバニはここまで9本のシュートを放ちながら無得点。この試合で点を決め、勢いをつけられるか。

 ▽サウジアラビア-エジプト(同25日午後11時・ボルゴグラード)

 ともに2連敗で1次リーグ敗退が決まっている。最終戦で勝ち点獲得を目指す意地の戦いだ。どちらも今大会は攻めが不発で、1試合3失点以上を経験して守備にも不安を抱える。

 エジプトは左肩の負傷で初戦を欠場したエース、サラーの復調具合が鍵を握る。イングランド・プレミアリーグ得点王のFWは、第2戦のロシア戦は周囲との連係を欠き、PKによる1点にとどまった。短期間でどこまで修正できるか。

 サウジアラビアはワントップが孤立する場面が多い。勝利には分厚い中盤からの援護が必要だ。

 ▽スペイン-モロッコ(同26日午前3時・カリーニングラード)

 スペインはB組1位突破に向けて快勝したい一戦だ。2戦連続得点中で、現在3得点のディエゴコスタを中心にゴールを量産して勝ち点、得失点差で並ぶポルトガルに差をつけられるか。ボールを保持し、イニエスタら中盤から前線への好連係を発揮できれば問題ないだろう。だが、ポルトガル戦のように不用意なファウルでセットプレーを与えることは避けたい。

 1次リーグ敗退が決まっているモロッコは一矢報いたい。課題は決定力不足。先制点を奪って優位に立てるか。先発が予想されるFWカアビの働きに期待がかかる。

 ▽イラン-ポルトガル(同26日午前3時・サランスク)

 両チームとも過去2試合は押され気味の展開が続いた。ポルトガルはロナルドがこれまでチームの全4得点を挙げるなど貢献度が高い。イランがスペイン戦のように徹底的に引き、ロナルドにマークが集中した場合はチームとしての連動した攻めで守備を崩せるか。ベルナルドら攻撃陣の奮起が求められる。

 初の1次リーグ突破を目指すイランは194センチの長身GKベイランバンドを軸にした粘り強い守備でロナルドを封じたい。初戦で決勝点のオウンゴールを誘ったハジサフィのキックも貴重な武器となりそうだ。(共同)

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