ポルトガルの優位動かず 第7日見どころ

 ▽ポルトガル-モロッコ(日本時間20日午後9時・モスクワ)

 地力で勝るポルトガルの優位は動かない。大黒柱のロナルドは初戦のスペイン戦でハットトリックと絶好調。抜群の決定力を誇り、簡単には止められない。決勝トーナメントを見据えれば、ロナルドとコンビを組むゲデスら他の攻撃陣の活躍が期待される。

 モロッコは終了間際のオウンゴールで喫したイラン戦の黒星から立ち直れるか。再び敗れれば、1次リーグ敗退が決まる。21歳のハリトが鋭い突破を見せるなど攻撃の形はつくれていただけに最後の精度を高めて、スペインに3失点した相手守備の隙を突きたい。

 ▽ウルグアイ-サウジアラビア(同21日午前0時・ロストフナドヌー)

 エジプトを下して白星発進したウルグアイが実力で上に立つ。サウジアラビアは少ない好機をゴールに結びつけられるかどうかが鍵になる。

 ウルグアイは主将のゴディンを中心とする堅い守備に安定感がある。初戦で無得点に終わったスアレス、カバニの強力2トップが調子を上げられるか注目される。

 サウジアラビアはロシアとの第1戦で5失点。まずは精神的なショックを振り払い、ミスが多かった守備を修正したい。無失点でしのぐ時間を長くできなければ、勝ち点奪取は見えてこない。

 ▽イラン-スペイン(同午前3時・カザン)

 2010年大会王者のスペインが総合力で圧倒する。イランは持ち前の堅守速攻でいかに立ち向かうか。

 スペインは、ポルトガルと引き分けた第1戦でディエゴコスタが2得点。絶対的な点取り屋の不在が泣きどころだっただけに、ストライカーの覚醒は光明だ。初戦はロナルドの個人技で3失点したが、前線からの組織的な守備は機能した。

 イランはアジア最終予選10試合で2失点と守備からリズムをつくる。初戦のモロッコ戦は後半ロスタイムの劇的な得点で制した。20年ぶりに挙げた勝利の勢いを持ち込みたい。(共同)

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