フランスの注目はエムバペ 第3日見どころ

 ▽フランス-オーストラリア(日本時間16日午後7時・カザン)

 2016年欧州選手権で準優勝し、今大会でも優勝候補の一角に挙がるフランスはタレントが豊富で優位に立つ。注目は攻撃陣で、19歳にして背番号10を背負うエムバペは快足が持ち味。グリーズマンは左足から鋭いシュートを放つ。第2戦以降に向け、勢いに乗れる戦いができるか。

 オーストラリアは今年1月、10年大会で母国オランダを準優勝に導いたファンマルウェイク監督が就任。06年以来となる1次リーグ突破へ、初戦は守備陣が踏ん張りたい。J1浦和のナバウト、横浜Mのデゲネクのプレーにも注目だ。

 ▽アルゼンチン-アイスランド(同午後10時・モスクワ)

 前回大会準優勝のアルゼンチンが、初出場のアイスランドの挑戦を受ける。1986年大会以来の頂点を目指すアルゼンチンはメッシの出来がチームの命運を左右する。絶対的エースの傑出した能力を存分に発揮できる布陣にたどり着いたか。攻撃陣はメッシの他にアグエロやディマリアらも擁し、破壊力は十分だ。

 アイスランドは小国ながら欧州予選I組を首位で突破。押し込まれる時間が長くなりそうだが、組織的な守備で耐えて好機を見いだしたい。予選で4得点のG・シグルドソンが3月に膝を痛め、回復具合が鍵を握る。

 ▽ペルー-デンマーク(日本時間17日午前1時・サランスク)

 ともに地力はあり、好ゲームが期待される。ペルーはエースFWゲレロが薬物違反で出場停止処分を受けたが、その後に裁判所の判断で出場可能となったのが大きい。馬力を生かした突破が武器のファルファンやカリジョと絡み、攻撃に迫力がある。

 デンマークはトットナム(イングランド)で活躍するMFエリクセンが仕掛けの起点。視野の広さと卓越したパスセンスを武器に、スピードのあるシストやポールセンを走らせる。GKシュマイケルや、DFに長身選手がそろう守備も堅く、大崩れはしないだろう。 

 ▽クロアチア-ナイジェリア(日本時間17日午前4時・カリーニングラード)

 同組に強豪アルゼンチンがいるだけに、ともに決勝トーナメント進出のためには勝利がほしい。

 クロアチアはベテランが引っ張る。ともに32歳で、欧州予選最多の5点を決めたFWマンジュキッチやMFモドリッチが中心となる、素早く組織的な攻撃は注目だ。

 ナイジェリアは高い個の能力と、ドイツ人のロア監督が植え付けた規律の融合の真価が問われる。ミケルら前回大会の16強を経験した選手がチームを支え、イヘアナチョらイングランドで活躍する、スピード豊かな3トップには力がある。(共同)

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