イニエスタ獲得、神戸・三木谷会長の期待は戦力、バルサ化、世界的影響力

大勢の報道陣の前で記念撮影におさまる三木谷浩史楽天株式会社代表取締役会長兼社長とイニエスタ(撮影・金田祐二)
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 J1神戸が24日、現役スペイン代表のMFアンドレス・イニエスタ(34)の完全移籍での加入を発表した。スペイン1部の世界的名門バルセロナで下部組織を通じると22年間プレーした世界的名手を獲得した神戸の三木谷浩史会長は「バルサの持つDNAが注入されるような大きな刺激」と表現し、バルセロナを意識し、世界的なクラブを目指す展望を語った。

 イニエスタ獲得に尽力した三木谷会長は「今日はアンドレス・イニエスタ選手がFCバルセロナから神戸に移籍することになりましたことをご報告、発表させていただきます」と感慨深げに語った。

 正確なパス、試合の流れを読んだポジショニングなど、中盤の要となることはもちろんだが、三木谷会長の狙いはそれだけにとどまらない。「彼のキャプテンとしてチームを率いた哲学やバルサの持つDNAが注入されるような大きな刺激になると思っております。イニエスタ選手は単にチームの力の向上だけではなく、ユース年代向けへのアカデミーのメソッド導入を含め、次世代への育成に大変大きく期待をしております」と長期的視野に立った効果も見据えての獲得だと説明した。

 さらに、「彼はサッカープレーヤーとしてだけではなく、7400万人のSNSフォロワー数を誇り、世界的にも大変強い発信力、力、影響力があります」と“インフルエンサー”としての効果にも期待。加入会見の後には、東京ドームでの楽天-オリックスの試合を訪れ、記念撮影を行うなど、早くも世界的な影響力を発揮している。

 三木谷会長は「アジアナンバー1クラブになることを本気で目指していきたい」と明言した。スペインで約32億5000万円と報じられた年俸、さらに、世界的選手を迎え入れるための環境整備などを考えると、大きなコストがかかると見られるが「イニエスタ以外の現役有名選手が日本でプレーしたいということもトレンドとして起こると思いますし、若い選手だけでなくて、子供たちがサッカーをやってみたいというあこがれ、夢が出てくることも期待して、我々も思い切ってやらせていただきました」と思いを語った。

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