NHK、本田圭佑番組の勇み足告知を謝罪「チェック不十分」…ハリル解任語らず

 NHKが23日、都内の同局放送センターで定例の放送総局長会見を開いた。サッカー日本代表MF本田圭佑が出演した14日放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、バヒド・ハリルホジッチ前監督の解任について語ると予告をし、のちに事実と異なるため撤回したことについて編成局計画管理部の担当者は「(番組の)担当者間のチェックが不十分だったということに尽きるかなというところです。結果として不適切な予告をしてしまったことで、訂正してお詫びさせていただいた」と原因を説明し、謝罪した。

 番組はハリルホジッチ前監督の解任直後という、図らずもタイムリーな時期の放送で、番組ホームページなどでは、あたかも本田がハリルホジッチ前監督が解任された経緯を語るかのように「解任の舞台裏」という文言で告知が予告されていた。

 “本田がハリル解任を語る”などと複数のネットニュースでも取り上げられ、注目を集めたが、後に同局内のチェックで「不適切」だったとして撤回して謝罪した。なお、インタビュー中でハリルホジッチ前監督の解任について話す場面は収録段階からなかったという。

 調査の結果、予告制作の担当者が代表チームで存在感の大きな本田のインタビューを取り上げることが、「今の日本代表選手の大きな意味での気持ちみたいなものを代弁することになるのではないか」と判断し「舞台裏」という単語を用いてしまったと説明した。直接は番組制作に関わっていない立場として、木田幸紀放送総局長は「番組の制作責任者は放送以外の部分まで目配りするのが仕事ですので、今回はそういう意味で目配りが足りなかったのではないかと思います」と指摘した。

 本田側からのクレームはなかったというが、編成局計画管理部の担当者は「こういった訂正をさせていただいたということで、事務所に伝えさせていただきました」と連絡を入れたという。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス