FW中島が狙う!W杯日本代表史上4人目“シンデレラボーイ”

 6月にW杯ロシア大会に臨むサッカー日本代表が19日、親善試合・マリ戦(23日)、同ウクライナ戦(27日)に向けてベルギーでの合宿を開始した。初練習ではJ1川崎勢などをのぞく21人が参加。初招集のFW中島翔哉(23)=ポルティモネンセ=は、逆転でのW杯メンバー入りに向け「今できる、自分の精いっぱいのプレーをやる」と意気込んだ。

 栄光への階段を一気に駆け上がる。肌寒い気候となった、中島にとってのA代表初練習。冒頭のランニングでは、同じリオ世代のDF植田らと談笑しながらピッチをまわった。「軽い練習だったので、これからいろんなことを学んでいくと思う。五輪の時に一緒にやっている選手もいるので、すごい懐かしい感じもあった」。充実の時間を振り返る。

 3カ月後に迫ったロシアW杯。直前での初招集に「この大事な時期に初めて呼んでくれた。期待に応えないといけない」と決意を語る。17年夏に移籍したポルトガル1部のポルティモネンセでは、今季ここまでリーグ9得点をマーク。ポルトガル国内だけではなく、欧州移籍市場もにぎわせる活躍で、追跡調査を続けていたハリルホジッチ監督を初招集へと動かした。

 仮に3カ月後のW杯メンバーに選出されれば、日本代表史上4人目の“シンデレラボーイ”となる。過去、W杯イヤーにA代表へ初招集され本大会に選ばれたのは、98年の小野伸二(現・札幌)、02年の小笠原満男(現・鹿島)、三都主アレサンドロだけ。ハリルホジッチ監督は国内最終戦となる5月31日・ガーナ戦(日産ス)後まで選考を続けることを明言。逆転当確の可能性は十分残っている。

 「(W杯は)小さい頃から見てきて、出たいという思いはありました。今は(代表に)選ばれただけ。試合でいいプレーをしていけば良い。技術が高い選手が多いので、パスは来ると思う。これからは自分次第」。道を切り開く。憧れていた舞台への切符は手の届くところにある。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス