「明治安田生命Ｊ１、ＦＣ東京１－１浦和」（２４日、味の素スタジアム）

　２３日に開幕した明治安田生命ＪリーグはＪ１４試合を行い、昨季のアジア王者・浦和は日本代表ＤＦ槙野智章（３０）の同点ゴールでＦＣ東京と１－１で引き分けた。広　その隙を見逃さなかった。１点を追う後半５分、ＭＦ柏木の左ＣＫをＤＦ槙野が右足アウトサイドで合わせた。韓国代表にも名を連ねるＦＣ東京ＤＦ張賢秀との競り合いを制した一撃を「代表戦でもマッチアップしていたので。相手の嫌がるところに入れたかな」と振り返った。

　負けるわけにはいかなかった。同点弾の２分前、中途半端なポジショニングが災いして、カウンターから先制点を許した。味スタでの対ＦＣ東京戦では、０４年９月の敗戦を最後に負けなしが続いており「試合前には『関係ない』と話していたけど、気にしていた。（無敗記録を）止めてはいけないと思っていた」と安ど。「一番良かったのは僕が得点したことより、０－１からのゲーム運びと、すぐに取り返せたところ」と開幕ドローをポジティブに受け入れる。

　守備が本職のＤＦながら、開幕節での得点は０９、１４年に続いて３度目。私生活でも昨オフに女優・高梨臨との結婚を発表した槙野が、ロシアＷ杯イヤーの開幕戦で好調なスタートを切った。