前橋育英の得点王・飯島封じで流経大柏はマンマーク戦法 三本木が前半は守り切る

前半、シュートが外れ天を仰ぐ前橋育英・飯島陸=埼玉スタジアム(撮影・堀内翔)
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 「全国高校サッカー選手権・決勝、流通経済大柏-前橋育英」(8日、埼玉スタジアム)

 10年ぶりの優勝を狙う流通経済大柏(千葉)と初優勝を目指す前橋育英(群馬)が対戦し、前半を0-0で終えた。流通経済大柏はDFに三本木達哉を起用し、前橋育英の今大会7得点のFW飯島陸をマンマークさせ、0点に抑えている。

 マンマークとは、相手選手のポジション位置などに関係なくマークにつき続け、攻撃を封じる戦術。背番号20の三本木はとにかく飯島の近くにポジションを取り、ボールが入る度に体を張った。飯島がこぼれ球からエリア内をドリブル突破した前半26分の場面はスライディングで防いだ。39分には飯島へスルーパスが入りかけたが、マークを離さずピンチを防いだ。41分には縦パスを受ける飯島にチャージし、ボールをさばかせなかった。

 しかし、飯島もやられっぱなしではない。CKの27分ではエリア内にはポジションをとらず、はるか後方から走り込んでロングシュートを狙った。そしてロスタイムには、三本木がボールを処理しきれなかったのを見逃さず、守備ライン裏に抜け出しシュート。左ポストに当ててしまい得点はならなかったが、一瞬の油断も与えてはならないことを流通経済大柏イレブンに印象づけた。

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