ハリルジャパン 無残…意思疎通欠いて守備崩壊 攻撃もちぐはぐ 

 「サッカー・東アジアE-1選手権、日本1-4韓国」(16日、味の素スタジアム)

 日本は韓国に1-4と完敗し、2勝1敗の勝ち点6で2位に終わった。韓国は2勝1分けの同7とし、大会初の2連覇で4度目の優勝。大会最優秀選手には韓国のMF李在城が選ばれた。

 意思疎通を欠いた日本の守備網が無残に切り裂かれた。196センチFW金シヌクを中心とした韓国の勢いにのみ込まれ、前半だけで3失点。計4失点はハリルホジッチ監督就任以降最多という不名誉な記録だけが残った。

 幸先良く先制した直後から歯車が狂いだした。MF今野が「プレスがはまらなかった。意識的なのか守りに入ってしまった」と反省した通り、徐々に最終ラインが下がってしまったことで布陣が間延びした。「後ろが余って重くなっていた。もう少し押し上げて積極的にできれば」とFW小林が話し、MF倉田が「自分たちはボランチにプレスに行きたかったけど後ろとズレがあった」と振り返ったように、前線と守備陣の意識の相違が明確にピッチに表れた。

 指揮官はハーフタイムに「前からハメに行け」と指示を飛ばしたが、後半も修正は効かず。「ボールを持つ時間も絶対大事。メリハリをつけられなかった」と話す選手もいる一方で、ロングボールを蹴ってはセカンドボールを相手に拾われるチグハグな攻撃に終始し、後味の悪さだけが残った。

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