韓国の申監督、五輪予選の借りをA代表で返す 昨年逆転負け「傷も財産に」

 「サッカー・東アジアE-1選手権、日本1-4韓国」(16日、味の素スタジアム)

 韓国の申台龍(シン・テヨン)監督が五輪アジア予選の借りをA代表で返した。U-23代表監督として出場した昨年1月のリオ五輪予選を兼ねたカタールでの「AFC・U-23選手権」で2-0から逆転負けされた苦い経験を忘れず、「苦い経験があったので、頭の中で何度もシミュレーションをした。冷静に試合を分析して選手たちに指示を出し続けた」と語った。

 試合全体を「まず、日本韓国共にベストを尽くした良い試合だった。両チームはW杯のための前哨戦の意味合いがあった。勝ったことは良かったが、補わないといけない部分はあり、日本とはW杯で共に良い戦いをするためにやっていきたい。韓国からすれば必ず勝たないといけない試合だった。プレッシャーはあった。PKで先制を許したが、選手は崩れず逆に逆転をしてくれた」と振り返った指揮官。この試合の意味合いを問われると、昨年味わった屈辱について語り始めた。

 「まず、過去の話になるが、リオ五輪最終予選の決勝で日本と戦ったが、2-0からのリードを2-3にひっくり返された。苦い経験があったので、頭の中で何度もシミュレーションをした。冷静に試合を分析して選手たちに指示を出し続けた。ドーハでの逆転負けは、私の監督としてのキャリアに大きく傷を付けたが、逆に良い薬にもなった。つまりその傷も財産になった」

 日本へ雪辱する機会をうかがいつつ、さらにリードを奪った場面で試合をうまくコントロールする方法を学んだ、と読み取れる。

 全く同じメンバーが、数日後に試合をしたら、再び大きな差がつくと思うか、という質問も出た。申監督は「今日の様な大差で勝つとは言い切れない。日本のハリルホジッチ監督も大変な名将。分析して、問題点を徹底的に把握してくるでしょうから。今日と同じく対戦したら、今日よりももっとし烈な対戦になると思う」と謙虚に語った。

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