「ＪＦＬ、Ｈｏｎｄａ　ＦＣ０－０ＦＣ大阪」（２９日、Ｈｏｎｄａ都田サッカー場）

　サッカーＪＦＬ第２ステージ第１３節が開催され、大阪から３番目のＪリーグ入りを目指すＦＣ大阪は、アウェーで首位のＨｏｎｄａ　ＦＣと０－０で引き分けた。

　２週連続の台風による大雨の中、行われた一戦。Ｈｏｎｄａ　ＦＣは今季ホームのＨｏｎｄａ都田サッカー場では１２勝１分けと圧倒的な強さを誇っており、アウェーが苦手なＦＣ大阪にとって厳しい試合が予想された。また、この試合の結果によってはＨｏｎｄａ　ＦＣのリーグ年間優勝や、ヴァンラーレ八戸とＦＣ今治のＪ３昇格、さらにはＪＦＬから地域リーグへの降格枠の発生など今季のＪＦＬの多くが決まる可能性があり、注目の一戦となった。

　試合開始からＨｏｎｄａ　ＦＣが攻撃を強めるが、ＦＣ大阪ＧＫ原による好守や、シュートがポストにはじかれるなどスコアが動かずにいると、徐々にＦＣ大阪もボールを持つ時間が出てくる。しかしＦＣ大阪も雨と風の影響からか、ラストパスの精度を欠き、シュートまで結びつけることができず、前半は０－０で折り返した。

　後半に入っても、一進一退の攻防を繰り広げる。後半中盤からは雨脚がさらに強くなるが、それでも両チームとも集中力を切らさない。結局最後まで両チームともゴールネットを揺らすことなくスコアレスドローで試合終了。ＦＣ大阪は勝利を挙げることはできなかったが、難攻不落のアウェー都田で勝ち点１をもぎ取った。

　なお、この試合の結果、Ｈｏｎｄａ　ＦＣの優勝は次節以降に持ち越し。八戸はＪ３昇格への可能性を残したが、今治は年間４位以内の可能性がなくなり来季昇格は消滅した。そして今治が昇格を逃したことで、ＪＦＬから地域リーグへの降格チームが発生することが決まった。

　ＦＣ大阪は次節、１１月５日にアウェーのならでんフィールドで奈良クと対戦する。