ハリル監督 国内組サバイバル期待 「W杯本大会に残る選手の見極めになる」

 12月に日本で開催されるサッカーの東アジアE-1選手権(旧東アジア・カップ)の概要発表会見が25日、都内で行われ、男子代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督(65)と、女子代表を率いる高倉麻子監督(49)が会見に出席。選手の拘束権がある国際Aマッチデーではないため、国内組のみで臨むことが濃厚で、ハリルホジッチ監督は「W杯本大会に残る選手の見極めとなる。本当に頑張ってほしい」とサバイバルを期待した。

 生き残るのは誰だ。ハリルホジッチ監督は「この大会は非常に興味深いものになる。(W杯本大会へ)最後に生き残る選手を見極める。われわれは候補を探す場として、この大会を位置づけたい」とキッパリ。国内組にとっては、サバイバルレースの幕開けとなる。

 夢をつかんだ実例がある。4年前の同大会で、ザッケローニ監督が率いたチームでは13人がAマッチデビューを果たして優勝。そこからFW大迫、MF山口、DF森重ら6人が翌年のW杯ブラジル大会メンバー入りした。今大会ではFW安部(鹿島)、MF山村(C大阪)、DF車屋(川崎)ら、現在のA代表では海外組の比重が高いポジションでの新戦力発掘に期待がかかる。

 15年8月に中国・武漢で行われた前回大会では、ハリルホジッチ監督就任後では初黒星を含む未勝利で4位に沈んだ。当時は「あと3日あれば優勝できた」と語った指揮官は、この日も「ほぼ練習がない状態で臨んだ」と振り返る一方で「今回は1週間の準備期間をもらっている。しっかりと準備をして、すべての試合で勝利したい」。J1最終節(12月2日)の翌日から、休みなしで合宿を開始することを宣言した。

 「この大会では2つの目的がある。まずは勝つこと。そして最後に残るであろう選手の見極め。つまりA(チーム)と言われるチームに残るかどうかということ。選手は『私を信頼してくれ』、『僕を見てくれ』という状況で臨まないといけない」。年内最後の代表活動となる場で、存在感を示せるか。

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