完敗の浦和…それでも槙野は「希望と自信はある」 R16は0-2から逆転

 「ACL・準々決勝第1戦、川崎3-1浦和」(23日、等々力陸上競技場)

 07年以来の優勝を目指す浦和にとっては重苦しい第1戦になった。守備を重視した前半に小林に先制点を奪われ、0-2とされた後半にアウェーゴールを奪った後に3失点目を喫した。ただ、DF槙野智章は第1戦敵地で0-2から逆転したラウンド16の済州戦を引き合いに「希望と自信はあるかなと思っています」と前を向いた。

 浦和は試合前の練習で、攻撃の中心選手であるMF柏木が足の不調を申し出て、急きょスタメンから外れた。代わりにMF青木がボランチに入った。

 前半は川崎に押し込まれたが、槙野によれば「想定内」。ただ、両サイドが最終ラインに下がり5バックになる時間帯が長く、「中をケアし過ぎた」という意識の偏りを川崎に突かれてサイドを崩された。1失点目、3失点目ともサイドから折り返されて仕留められたものだった。

 「第2戦(9月13日)はホームなので、自分達がボールを持てる時間が増えるのと、危険な攻撃がしかけられるかなと思っています」、「奪った後のボールを保持する時間が少し短いかな」と反省点は尽きないが、支えになるのは後半31分に途中出場の武藤が挙げたアウェーゴールだ。

 ラウンド16では0-2からホームで2点を奪い、さらに突入した延長戦で森脇の決勝ゴールで準々決勝進出を決めた。「済州とやった時は3点とらないといけなかったので、あれに比べれば。2-0でOKなので。あれと比べれば希望と自信はあるかなと思っています」と前向きに語った。

 浦和はペトロビッチ前監督の元、攻撃的なサッカーでタイトルを目指してきた。堀監督に交代し、守備への意識を割いてはいるが「守備的」、「守備重視」と言われることに槙野は引っかかるものがある様子。「もともと自分達のよさは攻撃だと思います。守備のところで安定感をもたらせたなかで、自分達のよさの攻撃をもたらせられたらいいと思います」と、ラウンド16の再現を誓った。

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