浦和が勝利、シャペコエンセPK判定に執念の猛抗議
「スルガ銀行チャンピオンシップ、浦和1-0シャペコエンセ」(15日、埼玉スタジアム2002)
浦和が試合終了間際に得たPKを後半ロスタイム4分にMF阿部勇樹が決め、勝利した。判定に不服のシャペコエンセの選手は数分間、主審に抗議をしたが認められなかった。
両チーム決め手を欠いたまま0-0で迎えた後半43分、エリア内で浦和のFWズラタンをシャペコエンセのDFグローリが倒したと判定された。ノーファウルを訴えるシャペコエンセの選手たちは猛抗議。GKはタオルを肩にかけたまま、なかなか守備位置につかないという行動もとった。
数分間プレーが中断したが、ロスタイム4分、阿部は冷静にゴール右隅にシュートを突き刺し、これが決勝点となった。
この大会は前年の南米タイトルのスダメリカーナ杯王者と前年のリーグ杯王者が対戦している。決勝に進出したシャペコエンセは昨年11月、敵地での試合に向かう飛行機が墜落し選手の多くが犠牲となったため、タイトルを決勝の対戦相手、アトレチコ・ナシオナルから譲られた。