バルサ、コウチーニョ獲りへ本腰 リバプールと移籍交渉

 スペイン1部リーグ、バルセロナがブラジル代表でイングランド・プレミアリーグ、リバプールのMFフィリペ・コウチーニョの獲得へ本格的に動き出しているという。バルセロナを拠点に展開しているスペイン紙・スポルトなど複数紙が伝えている。

 記事によると、バルセロナ関係者がロンドン入りしてコウチーニョ、リバプールの両者と話し合いをしているという。ただ、リバプールは放出を前提にしておらず、要求額は1億ユーロ(約129億7000万円)以上と強気な姿勢。一方のバルセロナはコウチーニョがキャリアアップを望んでいるとし、最終的にはリバプールが売却に動くと予想。移籍金8000万ユーロ(約103億8000万円)あたりで決着をつける狙いだとしている。

 もともとバルセロナにとってのコウチーニョ獲得は、最優先事項だったイタリア代表のフランス1部リーグ、パリ・サンジェルマン、MFマルコ・ヴェッラッティ(フランス1部リーグ、パリ・サンジェルマン)に続く2番手以降の候補だった。状況が変わったのはヴェッラッティの引き抜きが厳しい状況なのと、チーム構成の戦略変更の意味合いがある。

 コウチーニョを獲得できれば、去就が定かでないブラジル代表FWネイマールの引き留めにも一役買うのではとの期待があるから。逆に将来、ネイマールがパリ・サンジェルマンなど他クラブへ移籍することになっても複数の攻撃的ポジションでプレーできるコウチーニョが穴埋めになることも想定しているという。

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