浦和、J3盛岡に辛勝 天皇杯
「天皇杯2回戦、浦和3-2盛岡」(21日、駒場スタジアム)
J1浦和がJ3盛岡を相手に苦戦を強いられた。18日のJリーグ磐田戦から11人全員を入れ替えての1戦は、ほぼ互角の展開となった。
前半にPKで1点を先制したが、後半8分にDF陣を崩され同点被弾。同18分にFWズラタンのゴールで勝ち越し。同34分に途中出場のFWオナイウが相手GKの空振りした球を無人のゴールに流し込んで加点。後半ロスタイムに1点差とされたが、辛くも逃げ切った。
ペトロビッチ監督は「盛岡はしっかりしたパスサッカーをするチーム。そういうチームとの対戦は難しい」と総括。リーグ戦では連敗中と調子が出ず、この日も辛勝だったが「ここ最近は公式戦で自分たちの思うような結果を出せていない状況だが、きょう勝ったことで前向きにとらえたい」と話した。
盛岡の菊池監督は「浦和のようなビッグクラブとこのような試合ができて、今後のリーグ戦に生かすことができる。同点に追いつくことはできたけど、相手は背後に出すボールやワンチャンスを生かすところはさすが」と振り返った。