柏が暫定首位 負のジンクス吹き飛ばし7連勝
「明治安田生命J1、柏4-2大宮」(27日、日立柏サッカー場)
柏がMF武富孝介(26)の2得点などで最下位の大宮に4-2で逆転勝ちし、14年以来3年ぶりの7連勝で暫定首位に立った。横浜Mは清水を3-1で下し、広島-磐田は0-0で引き分けた。
連勝街道の柏に負のジンクスは関係なかった。08年から2分け4敗となぜか勝ち星がなかったホームでの大宮戦。前半2分に先制されるイヤな流れもはね返す逆転勝利だ。
日本代表に選出されたGK中村は「失点するなら早い方がいい。ウチに流れがあると思った」と平然と振り返った。その言葉通り、前半40分に伊東が同点弾。後半14分に武富が勝ち越し弾。さらに2点を加えて試合を決めた。
これで7連勝。昨季も5連勝したが、下平監督は「昨年は勢いで勝っていた。今年は着実に力をつけていることを実感している」と手応えは違う。
次節(6月4日)はホームに浦和を迎える。中村は「個人としてもチームとしてもそこで何ができるか」。武富は「勢いでいきたい」。連勝を伸ばして、首位固めだ。