Jリーグがクラブ経営情報を開示 営業収益55億円増 鹿島、G大阪が大幅伸び
Jリーグは26日、2016年度のクラブ経営情報を開示した。今回はJ1、J2、J3の全53クラブのうち、3月決算の柏、磐田、YS横浜を除く50クラブを対象に行った先行発表で、7月にあらためて全53クラブの経営情報を開示する。
16年度のJ1、J2、J3合計の営業収益は6年連続増加となる約930億円となり、前年比約55億円の増加。広告料収入の、約30億円の増加が大きな要因となった。また、営業費用も前年比約53億円の増加となり、拡大均衡で推移していることが分かった。
クラブ単位の営業収益では鹿島とG大阪が大幅に伸ばした。鹿島はチャンピオンシップ、クラブW杯で勝ち上がった影響で前年比約12億7千万円の増加。G大阪は吹田スタジアム効果で同約8億6千万円の増加となった。
クラブライセンス交付に影響する3期連続赤字となったクラブはなかった。その一方で、J1、J2では仙台、群馬、町田、金沢、京都、讃岐、愛媛、長崎の8クラブが赤字となり前年度の4クラブから倍増。愛媛は2期連続の赤字となった。J3でも盛岡、福島、鳥取、琉球の4クラブが赤字で、前年度の2クラブから倍増。盛岡は2期連続の赤字となった。