マンU欧州リーグ初V 試合前に自爆テロ被害者へ黙とう
「欧州リーグ、マンチェスターU2-0アヤックス」(24日、ストックホルム)
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)が2-0でアヤックス(オランダ)に快勝した。初優勝で、来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を獲得。試合前に英マンチェスターで起きた自爆テロの被害者へ黙とうがささげられ、選手は腕に喪章を巻いてプレーした。
後半ロスタイム、勝利を確信したマンチェスターUのモウリーニョ監督がほえた。国内リーグは6位。来季の欧州CL出場権を得る4位以内が絶望的になった時点で、この大会の優勝によるCL出場を最大の目標に置いた。優勝請負人を自任する名将は「こうして優勝できれば最高のシーズンだったと言える」と留飲を下げた。
選手は自爆テロの犠牲者への思いも抱いていた。前半18分に先制ゴールを挙げたポグバは得点後に天を指さし、マタは「あの事件の後だからこそ優勝杯を持ち帰りたかった」。勝利への執念をほとばしらせ、悲痛のマンチェスターに雄姿を届けた。