U-20「ゴールへの質」で負けた…決定力、集中力でウルグアイと差

 日本-ウルグアイ 試合終了間際、追加点を奪われ肩を落とす日本イレブン=水原(共同)
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 「U-20W杯・1次リーグD組、日本0-2ウルグアイ」(24日、水原)

 日本は先制点を許し、同点ゴールをなかなか奪えないまま後半ロスタイムにもダメ押しゴールを献上して力尽きた。1勝1敗となり27日のイタリア戦に決勝トーナメント進出をかけることになったが、際だったのはウルグアイの勝負強さだった。

 試合を終えたDF中山雄太は「決めるところで決められなかったり、耐え切る時間で耐えられなかった。そういうところの差で、相手は決められましたし、僕たちは耐え切ることができず、得点をとることもできなかった。ゴールへの質っていうのが出た試合だったと思います」と悔しさをあらわにした。FW岩崎悠人は「最後のフィニッシュの精度の差が出ている」と漏らした。言葉の通り、得点に直結するプレーの精度が勝敗を分けた。

 前半38分、ウルグアイは縦パス一本で日本の左サイドにくさびを打ち込んだ。サイドからスキアッパカッセにボールが渡ると1人をかわしてシュート。たった2本のパスと一瞬のドリブルで1点を奪い取ってしまった。また、前半16分にエースFW小川航基が負傷し、切り札の久保を投入せざるをえなくなったというアクシデントもあった。

 前半はシュート1本に終わった日本も、後半に反撃に出た。10分には相手のミスからボールを得たMF市丸がループシュート。相手GKが手ではじき、こぼれた球を久保が頭で押し込もうとしたが枠を外してしまう。さらに、13分には久保が左サイドからドリブルで突破してシュートを放つも、またもGKが阻止。詰めた堂安のヘッドも防がれた。

 後半20分以降も、日本は細かなパス交換と久保や岩崎らの突破でチャンスを狙うも、肝心のところでシュートを打ちきれず。卓越した技術を持つ久保も、相手の最終ラインでボールを奪われるシーンが目立った。

 結局、後半ロスタイムに日本の右サイドを抜け出したオリヴェラに決められて力尽きた。内山監督は「ミスを決定的にものにしてくるという点で大きな差があった」と南米王者・ウルグアイとの差を痛感していた。

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