スペイン3部八百長事件で監督ら6人逮捕
スペイン警察は4日、違法にサッカーの試合結果を操作したとして3部リーグに相当する2部Bのグループ3、エルディエンセのフィリッポ・ビト・ディ・ピエロ監督や選手ら計6人を逮捕した。5日のスポルトなどスペイン各紙が報じた。
1日に行われたバルサB対エルディエンセの試合(12-0)でエルディエンセ側が故意に試合に負けるよう仕組んだとされ、問題となっている。報道によると、警察は4日午前までに監督と同クラブに参画していたイタリア人投資グループの責任者の身柄を拘束。午後になって2選手とコーチ1人も犯行に関わったとして逮捕者に加えた。
エルディエンセの大敗を受け、スポーツの試合結果を対象にした賭けとの関連があると考えた同クラブ会長が警察とスペインプロリーグ機構(LFP)に調査を依頼。チームにはこれまでに、今年1月にクラブ参画したイタリア人投資家グループとの契約を破棄するなどの動きがあった。ラジオ局コーペによると同チームには、ほかにも4試合で同様の行為が行われた疑いがあるという。
チームは5日から活動中止を経て練習再開の予定。イタリア人グループが獲得した選手はほぼ全員がチームを去り、足りない部分はユース選手で補って試合をするという。