「明治安田生命Ｊ２、横浜ＦＣ１－０松本」（２６日、ニッパツ三ツ沢球技場）

　この日に５０歳の誕生日を迎えた横浜ＦＣのＦＷ三浦知良が先発出場し、後半２０分までプレーした。シュート１本を放ち、ゴールこそならなかったものの、開幕勝利に貢献。スタンドを埋めたサポーターから誕生日を祝福された。試合後は「あらためて６０歳まで頑張りたいと思いました」と思いを語った。

　ＦＷイバとの２トップで出場。前半はシュートを打てなかったが後半１２分には、ペナルティーエリア付近ゴール正面からミドルシュートを放った。ミートせずシュートはＧＫにキャッチされ苦笑いを浮かべていた。後半２０分でベンチに退く際には、スタンド全体から拍手がわき上がった。

　ベンチで白星を見届けたカズには、試合後、サポーターから「ハッピーバースデー」の大合唱がわき上がった。試合前から横断幕やフラッグなどで自身の誕生日を祝福するメッセージを多く見て、「泣きそうになりました」。誕生日と開幕日を同時に迎えたことには「誕生日だから勝ちたいというのではなく、試合に勝ちたいという風にしか思っていなかったのであまり考えなかった」と振り返ったが、「５０歳にこうやって選手たちと一緒に戦えるのは幸せですし、あらためて６０歳まで頑張りたいと思いました」と宣言した。