バレンシア プランデッリ前監督と泥沼訴訟に突入か
スペイン1部リーグのバレンシアが昨年末に突然辞任したチェザーレ・プランデッリ監督に対し、契約不履行による損害賠償の訴えを起こす構えをみせている。23日までにスペインのマルカ紙、アス紙が伝えた。
バレンシアはクラブの法務関係者に調査を依頼しているという。ただ、実際のところチームは後任の“ボロ”ことサルバドール・ゴンサレス監督になってからの最近3試合で勝ち点7を挙げており、これは元イタリア代表監督の8試合で勝ち点6を大きく上回っている状況。現実的に今回の監督交替はメリットの方が大きい。それでも、同種の対応をするのは現在も対決姿勢を弱めていない前監督への遺恨、あるいはけん制とも言えそうだ。
プランデッリ監督は最近になって、イタリアメディアで前任クラブを“口撃”。「バレンシアに行くときは監督とクラブ幹部の役目を頼まれていた。しかし、実際には全くそうではなく、私は屈辱的な思いをした」と回想している。ひとつの例として「冬市場に向け(クラブと)ある選手の獲得を決めていた。その状態が20日続いたが、その後会長が別のMFを獲得してはどうかと言ってきた。それはゼロから話を始めるのと同じことだった」と自身の仕事ができる状態ではなかったと主張している。