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なでしこ五輪アウト 遅すぎた初勝利

 ベンチで戦況を見つめる大儀見(左から2人目)、宮間らなでしこイレブン
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 「サッカー女子・リオデジャネイロ五輪アジア最終予選、日本6-1ベトナム」(7日、キンチョウスタジアム)

 3試合が行われ、日本代表「なでしこジャパン」の敗退が決定した。中国が韓国を1-0で下して勝ち点10とし、日本が五輪出場権を得られる2位以内に入る可能性が消えた。五輪に出られないのは2000年シドニー大会以来で、4大会連続出場を逃した。五輪出場権はオーストラリアと中国が獲得した。日本は6-1でベトナムに大勝し、今大会初勝利を挙げた。9日の最終戦は北朝鮮と対戦する。

 圧巻のゴールラッシュも、今大会初勝利もあまりにも遅すぎた。ベトナム戦前に行われた中国-韓国戦で中国が勝利したため、日本の予選敗退が決定。それでも地力の違いを見せつけてベトナムを粉砕し、佐々木則夫監督(57)は「リオがダメになったという気持ちを払しょくして、選手たちはよくやってくれた」と称えたが、その言葉はむなしく響くばかりだった。

 今後を見据えた先発起用に踏み切った。FW大野とMF川澄以外は20代で固め、GKには最年少20歳の山下を抜てきした。次期エース候補のFW岩渕の先制ゴールを皮切りに、シュート22本をベトナムに浴びせかけて6得点。ゴールを重ねるたびに、なでしこたちに笑顔が広がった。

 それでも、00年シドニー五輪以来4大会ぶりに出場権を逃した事実は変わらない。指揮官は試合後の会見で「指揮官として責任は重い」と反省の言葉を繰り返した。主将のMF宮間も「これから代表を目指す選手が五輪に出場する機会をなくし、東京五輪にぶっつけ本番で挑まなければならなくなった。OGにも申し訳ない」と謝罪の言葉を並べた。

 今大会終了後に退任が確実な佐々木監督は最終戦の北朝鮮戦へ向けて「全力投球で、選手とともに次の相手と戦うことに尽きる」と語気を強めた。将来を見据え、ただの消化試合にするわけにはいかない。

 とはいえ、今後待ち受けるのはイバラの道。前回のロンドン五輪では銀メダルを獲得した。あれから4年、つらく厳しい現実を突きつけられた。19年のフランスW杯、20年の東京五輪へ向けて立て直しは容易ではない。

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