長友が右太もも再負傷 またも戦線離脱

 「イタリアリーグ、インテル・ミラノ3-0パレルモ」(8日、ミラノ)

 インテルの日本代表DF長友佑都は左サイドバックで先発出場したが、前半36分、右太ももの負傷で交代した。インテルは「右太もも屈曲筋の再負傷、後遺症。数日中に詳細を見極める」としている。

 長友の動きは悪くなかった。前半15分には相手のボールをカットした。16分にはMFシャキリの左CKから、ゴール前に詰めていたMFグアリンが頭で合わせて先制点を決めた。28分に長友は左サイドからドリブルで駆け上がり、クロスを出す。続いてルーズボールを見逃さず、ゴール前にいたシャキリにまたまたクロスを上げ、チャンスを作った。

 しかし32分、相手陣内の左サイドでボールを持ちドリブルで上がろうとしたところに、パレルモのMFリゴーニが後ろから押すような形になった。長友はつんのめりながらもボールをキープ。しかしバランスをやや崩し、前のめりになった際に右太ももの後部に無理がかかったのか、ドリブルをやめて逆サイドへパスを送った。

 その後の33分から、左サイドのセンターラインあたりでしきりに右太ももの後ろ部分、ひざ裏からやや上の部分をさするような仕草を始めた。そして34分には、ついにピッチに座り込んでしまいプレーが不可能だと意思表示した。

 長友は36分、ドドと交代しベンチに下がった。試合は後半、FWイカルディが2得点を決めてインテルが快勝した。試合後、長友はミックスゾーンを通り「お疲れさまです」とつぶやいたものの、「(今日のケガは1月のアジア杯で痛めた右太ももと)同じ箇所ですか?」との質問にはノーコメントだった。

 今シーズンの長友は、ケガに悩まされている。昨年10月中旬には左ふくらはぎを負傷、同11月27日のヨーロッパ・リーグのドニプロ(ウクライナ)戦では、右肩を脱臼した。年明けのアジア杯後には右太ももの肉離れで、大会会場のオーストラリアから日本に帰国した後、イタリアに戻ってきている。

 そして今回また右太ももの屈曲筋を痛めてしまった。これまで何度もケガを乗り越えてきている長友だが、1カ月半に一度のペースで戦線離脱するという状況は尋常ではない。

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